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Channel: 防災ー実務のガイド刊行記念ブログ
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特別区から 大阪「都」 を見る

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効率の論議ばかりが、聞こえてくるようです。
「住民自治」の観点で、どこまで検討されているのでしょうか
東京23区(特別区)は、住民自治・団体自治の観点から、長い間自治権拡充
を、住民・議会・行政がいっしょに確立するための運動をしてきました。
大阪で作ろうとしている「特別区」は、東京がモデルといいます。
自治分権の確立、住民自治の発展という観点から思うに、
「市」をやめて「特別区」にするのは、どうなんでしょうねえ?

◆あくまでも、そこで仕事をしてきたものとして思うこと◆
都と区との関係が、とっても難しいのは、40数年にわたる特別区
職員として、ずいぶん経験してきました。
そして、行政の職員と言うのは、住民から距離があると、結局
「市民目線」というものが難しくなりがちです。
自分自身がどこまで「市民目線」であるのかという自問自答は
ありつつも、自治体職員にとって大切なことだと思っています。

特別区の職員は、ちょうど私が採用された昭和50年頃に、
都から配属される職員から、特別区の固有職員に切り替わり
ました。

この問題にからめて言っても、ご理解いただきにくいことと
思いますが、自分がどこに立っているかというのは、実は
公務員の市民に対するスタンス、仕事に対しての思いなどに
とても関係しているものです。

個人的な考えとしていうと、市と府を再編成して、都と特別区を
構築するよりは、府と市のそれぞれの改革が先かなあ、などと
思います。
<尻切れトンボですが、ちょっと感じていることを書きました>

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